移住者インタビューvol.2

 移住者インタビュー Vol.2
 苫小牧市から移住したS・Mさん
 移住日:2023年3月

「通うひと」から「暮らすひと」へ。子育て環境の良さを実感!

 2023年3月に安平町の隣町、苫小牧市からご家族で移住されたS・Mさん。
 安平町で子育てをしたいと感じ、子どもが小学校入学のタイミングでの移住を決めたそうです。町のいい所、今後の課題なども含めてお伺いしました。
 S・Mさんの移住前のインタビューは下記のURLよりご覧ください。
 https://www.town.abira.lg.jp/chiikishinko/ijupr/interview2

移住のきっかけ

 元々「はやきた子ども園」に苫小牧からバスで通っていました。そこでの子育て環境が魅力的だったため、このまま安平町で子育てをしたいと思いました。
 子ども園時代から他学年との交流が多かったため顔見知りが多く、高学年の子が低学年の子に優しく接しているのを見て、温かい雰囲気なのも良いなと思っていました。
 子どもが少し人見知りなので、子ども園時代からのお友達と過ごせる環境の方が良いのではと考えたのもあり、小学校に入るタイミングで移住を決めました。

移住するまでの苦労 とアドバイス

 移住を検討し始めてから住まい探しを開始しましたが、家族で住める賃貸アパートの空きや戸建ての中古物件が少なく、家を建てようにも希望の土地が見つからない!(見つかっても金額が高く予算と合わなかったり・・)。
 最終的には家を建てたのですが、良い土地を探すのに安平町内を車で何度も見て回り、地盤の強度や液状化の心配がないか、土砂崩れの危険対象地域ではないかなどもネットで調べてから決めました。

 家を建てたときに安平町の住宅建設奨励助成金・転入助成金・子育て助成金を申請しました。国の制度である「こどもみらい住宅支援事業」(※1)を利用し補助金100万円を受けられたのも大きかったです。

 ※1:現「こどもエコすまい支援事業」国土交通省が行う事業で子育て世帯・若者夫婦世帯を対象に高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や住宅省エネ改善等に対して100万円 の支援が受けられる。

移住してからの生活

 本当に自然豊かで、夜は星がとても綺麗。色々な動物と出会う機会も多く、先日は家の芝を鹿に食べられました(笑)。そんな様子を見て子どもと一緒に笑い合い、毎日平和だなと幸せを感じています。
 早来から苫小牧市や千歳市まで20分程度なので、通勤可能範囲です。私自身も苫小牧市に通勤していますが、スーパーや病院には仕事帰りに行けるので不便はありません。家の近くにはコンビニやドラッグストアもあるので、急な買い物があっても困ることはないです。

 住んでいる方も魅力的だと感じています。安平町を良くしたいと思う人が多く、新しい取り組みや考えに肯定的だと思います。
 また、習い事やイベントなどに参加すると地域の人で子供たちを見守り、育ててくれているのを実感します。他の保護者が子どもに話しかけてくれたり、何かあれば助けてくれたりとみなさん優しいです。

子育て環境について

 安平町は「日本一の公教育を目指すまち」と謳っているだけあって、教育に力が入っています。個人的にはあびら教育プラン「あびらぼ」(※2)が魅力的だと感じています。子どもの好奇心がふくらみ、仲間と一緒に楽しみながら学べるのではないかと思っています。
 今はまだ子どもの年齢が低く「遊育」のイベントにのみ参加していますが、子どもが大きくなったら他のイベントにも参加したいです。

 早来学園ではICT を活用した最先端の教育を受けられますし、早来学園のコンセプトである「自分が“世界”と出会う場所」というのも良いなと感じました。 安平町で様々な体験をさせてあげたいなと思っています。

 早来学園が今年の春に開校したためか、子どものクラスにも移住してきた子が多いのですが、すぐにみんなと仲良くなれているようです。
 私の子どもの学年は1クラスですが2クラスあれば良いなと思っているので、今後も移住者が増えてくれるよう期待しています。

 学童では、無料で「森の教室」「乗馬」「アトリエ」「英語」「料理」「運動教室」などのイベントが毎週のように開催されているので、とても楽しんでいるようです。学童から習い事へ行くときも、同じ習い事に通う子と一緒に向かうので安心です。
 学童が18時までのため、有料でもいいので19時まで延長できると助かるなと思っています。

 習い事が充実しているのにも驚きました。「学習塾」「ピアノ」「水泳」「アイスホッケー」「乗馬」「サッカー」「野球」「空手」など挙げきれないくらいあります。金額もリーズナブルなので、何個も通わせてあげることができるのも嬉しいポイントです。
 子どもが「はやきた子ども園」に通っているときに中国籍の先生から中国語を教えてもらい興味を持ったのですが、さすがに中国語を学べる教室はないのでオンライン教室を活用したりして学ぶ機会を作れないかな?と模索中です。
 子どもが大きくなる頃にはオンラインで様々な授業を受けられるなど、EdTech化が進むことにも期待をしています。

 ※2:町独自の教育プランで「遊育」「あびらぼ」「ワクワク研究所」「ABIRA Talks」という4つの事業を通じて、大人から子どもまで様々な方に「学び」を提供し、自分自身の興味関心に基づいた「挑戦」に繋げる取り組みです。

 最初は「はやきた子ども園」に魅力を感じ通う人だったS・Mさんが、安平町全体の教育にも共感してくれ、ついには移住。リサーチ力が高くネットでの下調べや実際に地域を体験し知って、準備を重ねていったのが印象的でした。
 教育について熱心でしたが「子どもにこうなって欲しいとかいい大学に行って欲しいとかそんな期待をしているわけではないんですよ」と笑って話してくれました。
 町のいい所だけでなく改善点も正直に話してくれ、良い町になるようにと考えてくれる人がまた増えました。
 インタビューにご協力いただいたS・Mさん、ご家族のみなさん、ありがとうございました。

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