我が家の家計〜夢を叶えるライフプラン〜
(制作:安平町 監修:ファイナンシャル・プランナー星 洋子氏)
町内に住む子育て世代を対象に「子育てパパ・ママ座談会」を7月28日㈯に早来町民センター、追分公民館で開催されました。
ファイナンシャルプランナーの講師による子育てライフプラン講座では、参加された方に子育て期の家計について考えてもらい、グループワークでは、安平町が目指す子育てしやすいまち、住みたいまちづくりに関するご意見を多数いただきました。
今回いただいたご意見は、安平町のまちづくりの指針となる第2次安平町総合計画中期基本計画の策定に向けて活用させていただきながら、まちの将来像である「育てたい 暮らしたい 帰りたい みんなで未来へ駈けるまち」の実現に向けて、より良いまちづくりを進めていきます。
ライフプランって?
将来「どう生きていくのか」や「どう暮らしていくのか」ということを考え立てる計画のこと。
毎年行うようなことは想像がつき、計画が立てやすい。しかし、5年後・10年後といった少し遠い将来の計画はなかなか想像がつかないものです。
そんな時、将来叶えたい夢などを明確化しておくと、夢までの道のりが見えてきて遠い話でも現実味を帯びてくるのがライフプラン。 漠然としか見えていない将来の夢を少し現実的なものにしてみませんか?
ライフプランはどう考えれば良いの?
1.ライフイベントを「時系列」に並べる!
子どもが学校に入学する、マイホームが欲しい、車を乗り換えたい、退職などなど。想定できる事柄を年表にします。
2.ライフイベントの「優先順位」を決める!
いくつも同時に夢を叶えることができるときもあれば、難しいときもあるので、優先順位を明確にしておくことで、円滑に対応することができるようになります。
このようなことを意識して考えていきます。漠然と把握していたことも優先順位をつけ、列挙することで将来がより具現化されてきます。
そして、ライフプランを考えることでお金がどういったときにかかるのかが見えてきます。つまりライフプランを考えるということは、お金の計画を立てることにも繋がるのです。
教育資金
生まれてから大学卒業となると、公立や私立学校等で差は生じるが、平均で約1,000 万~1,300 万円ほどかかるされています。その中でも大学への進学の際に大きなお金がかかることが多いです。
住宅資金
一戸建てなのかマンションなのか、賃貸なのか。どの形態にせよ多くの資金が必要です。また、維持費やメンテナンスにも費用がかかることが予測されます。
老後資金
定年後の主な収入は公的年金ですが、その額は毎月の生活費には足りないというデータもあります。また、歳を重ねるにつれ通院や介護といった健康面での支出が増えることも想定されます。
夢を叶えるには"戦略"がポイント!
ライフプランを考えていると、多くのイベントが並ぶでしょう。費用がかからないものもあればたくさんの費用がかかるものもあります。お金はそう簡単に貯めることはできません。なので、日ごろから計画的な貯蓄が重要となってきます。
ライフプラン記載はこちらからダウンロードできます。 ライフプラン記載例はこちらからダウンロードできます。
貯蓄のコツ
何のための貯蓄かを明確に!
ただ漠然と貯蓄するのはゴールがなく長続きしないことも。なので、「第一子教育資金」「マイカー更新資金」「家族旅行資金」などライフイベントごとにどれくらいの資金が必要なのかを考え貯蓄をしていくとポジティブな気持ちで貯蓄することができます。
ゴールの時期を明確に!
いつまでに・どれだけ貯金をしていれば良いのかということはとても大切なことです。これを明確にしておくと月間・年間も目標貯蓄額が想定できます!
貯蓄にも限度あり!計画的な貯蓄を。
たくさんのライフイベントがあれば、それだけ多くのお金が必要となることが考えられます。しかし収入等から貯蓄に充てられるのも限りがあります。そのため、ライフプランが実行可能な範囲になるよう計画を途中で見直すことも大切なことです。
"制度"を味方に、夢に近く!!
国や自治体には、子育てや教育を支援する様々な制度があります。どういうとき(年齢)やどんな場合(条件)に適応する制度なのか把握しておくことも重要な準備です。主な制度を見てみましょう。
児童手当
0歳から15 歳までの子を対象に支給されるもの。総支給額は200 万円ほどになることもあります。(※所得に応じて支給される額に変動あり)
高等学校等就学支援金制度
国公私立問わず、高等学校等に通う所得要件を満たす世帯の生徒に対し就学支援金が支給されます。
安平町で受けられる制度は?
※詳細はこちら(安平町ホームページ「安平で安心子育て」)をご覧ください
妊娠・出産
妊娠出産特定不妊治療費の助成:町独自で最大で30万円まで助成を行います。
出生祝金:町内に住所を有する方で出産された場合、町内で使用できる商品券等を差し上げます。
教育
保育料の助成:保育料の半分を町が負担します。※所得により変動あり
医療
子ども医療費の助成:0歳から18 歳までの間、初診料のみ(580 円※歯科診療は510 円)で診察を受けられます。