動画・写真は北海道鉄道観光資源研究会にご提供頂いたものです。
キハ183系を知っていますか?
『特急おおぞら』などで活躍した「キハ183系」は、1979年に開発された北海道仕様の特急車両。
多くの道民に親しまれ、まさに北海道鉄道史で一時代を築いた車両と言えます。
しかし、本格運用から約37年が経過した今、新型車両の導入などにより、「キハ183系」はその多くが姿を消し、今年3月末には『スラントノーズ型』と言われる初期型の特徴的な顔を持つ5両の全てが引退します。
しかも、保存予定の車両は1両もありません。
保存に向け立ち上がった方々がいます!
「北海道の一時代を走りぬけた歴史的価値のあるキハ183系を1両も保存しなくて良いのか…」
鉄道資源と観光を結びつけ、地域経済を活性化させることを目的としている「北海道鉄道観光資源研究会」が保存に向けて立ち上がりました。 この研究会は過去から様々なプロジェクトを立ち上げ、趣旨に賛同する方から広く寄付を募る仕組み(クラウドファンディング)を活用し、鉄道車両の保存を実現しています。
選ばれた保存先は
『道の駅あびらD51ステーション』
研究会が車両の保存先として選んだのは「安平町」
2019年春オープン予定の道の駅です。
安平町の道の駅はコンセプトのひとつとして「鉄道文化の未来継承」を掲げ、そのシンボルとして「D51 320号」を保存しますが、このD51とともに蒸気機関車からバトンを引き継いで北海道の一時代を走りぬけたキハ183系を赤とクリーム色の国鉄色に再塗装して保存しようとするのが今回のプロジェクトです。
安平町とキハ183系のつながり
「約8,100人の小さな町でも特急が止まる駅がある」
これは我が町のちょっとした自慢です。
特急列車がはじめて追分駅に停車したのは、石勝線が開通した昭和56年10月1日のこと。
当時の広報紙には「町民約1000人パレード」「ホームでの万歳三唱」など、多くの町民が開通を喜んでいる様子が記録されています。
そして、広報紙には当時最新の特急車両の姿が・・・。
この車両こそ、今回研究会がプロジェクトで保存しようと計画する「キハ183系」であり、鉄道とともに栄えた追分地区にゆかりのある車両と言えます。
プロジェクトに参加してください!
プロジェクトは趣旨に賛同する全国の方々の出資金で事業を進めるため、クラウドファンディングサイト「Readyfor」を通じ全国の皆様に参加を呼びかけています。
安平町もこのプロジェクトの成功に向けて協力してまいります。
プロジェクト資金 目標額
6,100,000円
2018年1月1日から3月30日まで
ギャラリー
当時の広報紙やキハ183系の写真です。
※クリック後、大きい画像で閲覧できます。
北海道鉄道観光資源研究会が用意する金額コースごとの返礼品をご紹介します。
※安平町の特産品が返礼品として活用されています。
ポストカード
5,000円
キハ183 ミニ写真集
+ プレートへの記名
10,000円
キハ183 アクリルストラップ
+ プレートへの記名
10,000円
「機関区のあゆみ」
+ キハ183 ミニ写真集
+ 安平町特産品
+ プレートへの記名
30,000円
「機関区のあゆみ」
+ キハ183 ミニ写真集
+ 安平町特産品
+ プレートへの記名
50,000円
「機関区のあゆみ」
+ キハ183 ミニ写真集
+ 安平町特産品
+ プレートへの記名
100,000円
特急「おおぞら」レプリカ愛称版
+ 「機関区のあゆみ」
+ キハ183 ミニ写真集
+ プレートへの記名
100,000円
D51 320号に関連したシークレット返礼品
+ 「機関区のあゆみ」
+ キハ183 ミニ写真集
+ プレートへの記名
300,000円~1,000,000円
『私たちは単なる車両保存が目的ではなく、この車両を目的に多くの人が来訪し、交流の輪が広がる姿が究極の理想です。親子が集まる場所として活用することも考えています。』
北海道の一時代を走りぬけた歴史的価値のある「キハ183系」を安平町道の駅で保存しようとするこの夢のあるプロジェクト。
北海道鉄道観光資源研究会のプロジェクトへの応援をよろしくお願いいたします。