
移住者インタビュー Vol.4
札幌市から移住したW・Kさん
移住日:2023年4月
田舎暮らしに憧れて
大きな窓と煙突が印象的な一軒家を建て、2023年4月に札幌市からご家族で移住したW・Kさん。以前から田舎暮らしをしたかったそうで、安平町での生活や魅力をお伺いしました。
安平へ移住したきっかけは何ですか?
いつか一軒家を建て田舎暮らしがしたいなぁ~と思っていましたので色々な地域へ行き町の雰囲気を感じながら移住先の検討を続けてきました。
安平町を選んだのは妻がフリーランスで仕事をしていて東京への出張も多いため空港が近くて便利ですし、札幌への通勤も可能です。また、移住を検討している人向けの「現地移住ツアー」に参加した時に町の人やスタッフがとても親切に対応してくれたのが好印象だったなど理由は色々ありますが、何よりも町全体で教育に力を入れている点に惹かれました。町内にある「はやきた子ども園」の体験入学をしてみましたが園庭が広く、馬などの動物がいる環境も素晴らしいと思いました。
余談ですが私は馬が好きです。安平町は競走馬の産地なので遊びに来たこともありましたし、大学時代の友人も住んでいるため、知らず知らずのうちに親しみを感じていたのもあるかもしれませんね。
念願の田舎生活はどうですか?
庭で家庭菜園をやったり、家族や友達を呼んでバーベキューを楽しんだりしています。家から見える景色も気に入っていますね。家を建てたら薪ストーブを設置しようと決めていたので煙が近所迷惑にならないか心配だったので敷地も広めにしました。その分、草刈りや雪かきが大変かもしれないと覚悟はしていましたがそういった作業もめんどくさいとは感じないです。
私の家の近くには次々と家が建ち地域の方から「新築通り」と呼ばれているとか(笑)。移住組も多く、疎外感もありませんし、地域のみなさんが会うと必ず挨拶してくれるので顔なじみが増えていき、かぼちゃやスイカなどをもらうことも。町内会にも入っていますが予定があり参加できないこともあり、できる範囲で参加しています。
住んだら不便に感じることもあるかなと思っていましたが、そうでもないです。例えば、町内のスーパーは日曜日に営業していませんし、近所のコンビニは9時に閉まりますが、閉まるとわかっていれば事前に買い物をするようになるので要は慣れだと思います。ネットで買い物をしたり、日用品などを自宅まで届けてくれる宅配サービスも利用しています。妻はペーパードライバーでしたが、移住後に車の運転を始めました。娘の習い事の送迎をしたり、近隣の温泉に行ったり行動範囲が広がったようです。
娘が突然、高熱を出した時には救急車を呼びましたが、すぐに来てくれ無事に病院に到着した時はほっとしました。そういう緊急時でも近隣市町村に受け入れてくれる総合病院があるので安心です。
町内では子どもと一緒に参加できるイベントが多いので、休日はイベントに参加したり、夏はスポーツセンターのプールに行ったり、冬はそり滑りをしたりと楽しんでいます。妻の家族が札幌にいるため遊びに行ったり来たりすることもありますが車で1時間程度で行けるので楽ちんです。
あえて生活の中で変わった事をあげると、飲みに行く機会が減ったことですかね~。通勤に車を使うので飲んで帰ることが減り、仕事帰りに地元のスーパーで刺身を買って家で飲むのが最近の楽しみです(笑)
安平町のどこに魅力を感じますか?
人があたたかく、優しいところなど、いいな~と感じる点はたくさんありますが、最も魅力を感じているのは教育環境です。娘は毎日どろんこになって「はやきた子ども園」から帰ってきます。身体が資本なので、たくさん身体を使ってのびのびと育ってほしいと思っています。まさにその環境が子ども園には揃っていると感じています。移住前は、園児が全体で20人ほどの小さな保育園に通っていたので、はやきた子ども園の園児の多さに驚きましたが娘は新しいお友達がたくさんできて楽しく過ごしているようです。子ども園には外国人の先生もいて英語に興味を持ったようですし、スキーをやりたい!と言ったので今年の冬はスキーにチャレンジしました。子ども園ではスキー一式を貸してくれるので手軽に始められましたよ。町内のおまつりで地元の子たちがチアダンスを踊っているのをみて、チアダンス教室にも通っていますし色々なことに興味を持って成長しているのを感じます。お友達や自分自身を大切にし、思いやりのある子どもに成長してほしいと願っています。
早来学園にある図書室「まなびお」でインタビューを行わせてもらいました。ちょうどそこに居合わせた方々に声をかけられ、お話しをしているW・Kさんを見て安平町に溶け込んでいて凄いなぁと感じました。田舎ならではの人との近さを煩わしいと思わずに楽しんでいるような印象を受けました。
お子さんが通う町内のチアダンス教室は地域のイベントでダンスを披露する機会が多く、そういうのも小さい町ならではのいい所ですねと話してくれました。W・Kさん、ありがとうございました。