あびらの脱炭素 1月号

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ゼロカーボンとは?

 「ゼロカーボン」という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。
 ゼロカーボンとは、エネルギーの生産や使用において二酸化炭素(CO²)の排出を完全にゼロにすることを指します。

 例えば、現在、私たちが家庭で使う電気の多くは、火力発電所で石炭や天然ガスを燃やして作られていますが、この過程で多くの二酸化炭素(CO²)が排出されています。

 この状況を変えるために、太陽光や風力など、永続的に活用できて二酸化炭素(CO²)を排出しない自然のエネルギーを主なエネルギー源とすることが求められています。
 これにより、化石燃料を一切使わず、二酸化炭素(CO²)の排出量をゼロにすることがゼロカーボンの目標です。
 

地球温暖化とゼロカーボン

 現在、地球温暖化による気温上昇や異常気象、海面上昇などの影響が顕著になってきています。
 この問題に対応するため、世界各国が温室効果ガス(二酸化炭素など含む)の削減に向けた取り組みを加速させています。
 その中でも特に注目されるのが、「パリ協定」で、2015年にフランスで採択されたこの協定は、地球全体の気温上昇を産業革命以前に比べて2℃未満に抑えることを目指しており、さらに1.5℃未満を目指す努力が求められています。
 日本もこのパリ協定に基づき、再生可能エネルギーの推進やエネルギー効率の向上といった具体的な政策を実施しています。

次号の「あびらの脱炭素」では、私たちの日常で取り組める省エネのアイデアをご紹介します。

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