日常生活でできる省エネの工夫
ゼロカーボン社会を目指すためには、日常生活の中でエネルギーを無駄なく使う工夫が欠かせません。
照明
家の中で最も効果的に始められるのが照明の省エネで 、使っていない部屋の照明をこまめに消すだけでも、無駄な電力を減らすことができます。
また、白熱電球や蛍光灯をLED照明に切り替えることで、消費電力を大幅に削減でき、LEDは長寿命で交換頻度も少ないため、節電と節約を同時に行うことができます。
待機電力の削減
待機電力とは OFF 電源をしていても消費される電力のことで、テレビや無線ルーター、オーブンレンジなど、一部の家電製品で発生しています。
スイッチ付きタップを活用して、就寝時や外出時に電源を切ったり、使用していない家電コンセントを抜く習慣をつけましょう。
ただし、コンセントを抜くと録画予約や設定がリセットされる場合があるため、取扱説明書や仕様書を必ず確認してください。
また「省電力モード」などを搭載されている機器では、積極的にその機能を活用しましょう。
冷蔵庫、冷凍庫
冷蔵庫の中身は7割程度に保つのが理想で、詰め込みすぎると冷気がいき渡らず効率が下がります。
一方で冷凍庫は食品を詰めることで冷気を保ちやすくなり、省エネにつながります。
スマホの充電
スマホの充電器をコンセントに差しっぱなしにしておくと、待機電力が消費されます。
一見微量に思えるかもしれませんが、家族で複数台充電するとさらに消費電力量が大きくなってしまいます。
充電が完了したら、コンセントから充電器を外す習慣をつけましょう。
これらの省エネの工夫は、小さな意識の変化で始められるものばかりです。
一人ひとりの取り組みが、家庭内の電力消費を減らし、地域全体の省エネにつながりますので、皆さんもぜひ実践してみてください。
次号の「あびらの脱炭素」では、再生可能エネルギーの導入についてご紹介します。