先月号の「あびらの脱炭素」では、「再額に強く、環境にやさしいまちへ!」をテーマに、安平町の未来を見据えたまちづくりを紹介しました。国の補助金(重点対策加速化事業)を活用した新たな取り組み 災害に強く、環境にやさしいまちづくりを加速
その目標をさらに加速させる大きな一歩として、国の補助金(重点対策加速化事業)を活用して、町内の公共施設に太陽光発電設備を設置します。
今回はこのプロジェクトの概要と、今年度に実施する具体的な取り組みを紹介します。
町はゼロカーボンシティの実現を目指して、国の補助金「重点対策加速化事業」を申請し、6月に交付が決定しました。補助金を交付が決定!未来に向けた新しい取り組み
この事業は、脱炭素とレジリエンス(災害から立ち直る力)を同時に進めるための、国を挙げた重要な取り組みです。
事業は6か年(令和12年度まで)をかけて計画的に進められ「災害に強く、環境にやさしいまち」へ着実に歩みを進めるための協力な後押しとなります。
令和7年度は「追分中学校」「安平公民館」「遠浅公民館」に太陽光発電設備と蓄電池を導入します。公共施設3施設へ導入!太陽光蓄電池で安心を
太陽光発電設備
太陽の光を電気に変え、日中の電力の一部をまかなうとともに、二酸化炭素(CO₂)排出量の削減に貢献します。
蓄電池
発電して余った電気をためることができ、夕方や夜間など発電量が少ない時間帯にも活用できます。
上記設備は、再生可能エネルギーの自家消費を進めながら、災害時の電源確保にも役立ち、大規模停電が発生した場合でも、避難所として必要な最低限の電力を確保できます(電力の供給時間は、使用機器の容量を出力によって変わります)。
工事は10月から始まり、令和8年1月頃の完成を予定しています。工事期間中はご不便をおかけすることもありますが、皆様のご理解とご協力をお願いします。
この国の補助金「重点対策加速化事業」を活用して設備を設置した公共施設を、災害時の拠点や環境学習の場として活用することで、安平町は地域の「災害に強く、環境にやさしいまち」をさらに前進させます。
そして将来的には、この取り組みを多くの施設や地域へ広げることで、町全体のレジリエンス(災害から立ち直る力)を高め、ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みにご理解とご協力をお願いします。
次号は「(もったいない)を減らすために 食品ロス削減に向けたご家庭での工夫」についてご紹介します。