おためし暮らし体験vol.4

 おためし暮らし体験者インタビュー Vol.4
 京都市在住のS・Yさん
 滞在期間:令和6年5月7日~令和6年6月3日

暑すぎる都会を抜け出し子どもたちを思いっきり遊ばせたい

 GW期間中に北海道旅行をされた後、最終目的地として安平町に来てくださったS・Yさんご家族。おためし暮らし住宅滞在期間中には菜の花が見頃を迎え、お子さんの素敵な写真を見せてくれました。京都と安平での生活の違いなどを聞いてみました。

移住を検討しようと思ったきっかけは?

 移住しようなんて考えはなかったのですが夫が「教育移住」した方の話をTVで見たのがきっかけで移住するというのもアリかも!と思い、それからインターネットで移住について調べ始めました。
 移住先を考え始めた時に北海道にしようと限定して考えていたわけではないので全国色々と調べたのですが現在、住んでいる所は暑過ぎて子どもたちが外に行きたいと言っても遊ばせられない期間が長く、北海道だったら涼しいしのびのびと遊ばせてあげられるのではないかなと。夫は「これから同じ様に考える人が北海道に移住するかもしれないので、早く行くべきだー笑」と移住に前向きでした。

安平町でおためし暮らしをしようと思った理由は?

 子どもが3人いるので教育環境の良い所がいいな~と思い「教育移住」で調べていく中で安平町を見つけました。
 特色ある学校はたくさんありますが、そういった学校は私立が多かったんです。周りには私立に通っている子も多く、夫も小学校から私立に行ったのですが小学校の頃から受験のために塾へ行き、宿題に追われていたそうです。もちろんその経験が今も活きているので、それも良いのかもしれませんが私はたくさん遊んで育ったので小さいうちは遊ぶことも大切なんじゃないかと思っています。夫は学力も大切だけれど柔軟に自分で考える力を養うことがこれからの時代には必要だと考えています。安平町で行っている「あびら教育プラン」はまさにそれに通じますし、まち全体で教育に力を入れている所がいいな~と感じて安平町に行ってみよう!と思いました。

滞在期間中はどんなことをしましたか?

 菜の花畑を見に行きました。私も初めてでしたし、子どもたちも「こんなに黄色なんだなー」と見たことない景色にびっくりしていました。他にも「とあさ村」で馬と触れ合ったり、早来学園にある「まなびお」にもよく行きましたし、道の駅あびらD51ステーションに行った時には大好きなハスカップ商品が売っていたので思わず飛びついたり。住まい探しもしましたし、伊達時代村などの近隣市町村の観光など色々と楽しみましたよ。

おためし住宅利用期間中で最も印象に残っていることはなんですか?

 のんびりできたのが一番よかったです。
 京都だと子どもたちが自転車に乗っても止まっている車にぶつけるんじゃないか・・・ボールが飛んでいくんじゃないか・・・など常に神経を尖らせなくてはいけないので、外に遊びに行くだけで私がすごく疲れるんです。
 安平町にあるときわ公園は広いし人も少ないので子どもからちょっと目を離しても安全だし、自由に思いっきりと遊ばせてあげられるので、私もストレスを感じずにいられました。

安平町に来る前のイメージと移住体験して何か印象は違いますか?

 想像以上に人がいなくて、家もなくてビックリしました笑。そして車で30分の距離が京都と北海道では全然違って、こっちは信号がないので距離的にすごい遠かったです。
 町内にスーパーはあったのですが次男は牛乳にこだわりがあって、そのメーカーの牛乳がスーパーには無い!とそんな感じで選べる物の種類は限られてくると感じました。地元の野菜や焼き立てパンが道の駅に行かないと買えないのは残念でした。京都はパン屋さんがすごい多いんです。
 店員さんが気軽に一声かけてくれ、優しいなと感じました。都会だとお客さんが多くて忙しいので店員さんがお客さんに声をかけたり気配りをする余裕がないんだと思います。

お子さんたちははやきた子ども園での一時預かりを利用されていましたが、お子さんの反応はどうでしたか?

 食べられなかったものが食べられるようになりました。きゅうりが嫌いだったのですが「今日、きゅうり食べた」とドヤ顔で教えてくれました笑。しかも子ども園に行った初日から給食をおかわりをしたりよく食べていたようです。長男は慣れるのに時間がかかるかな?と思っていたのですが、すっと馴染めたようでしたがすぐに馴染むと思っていた次男の方が寂しい、京都のお友達に会いたいと言っていましたが慣れの問題なのかな?と思っています。
 子どもたちは、ドッジボールが楽しかった、馬にご飯あげた、カエルをみたなど子ども園での話しをたくさんしてくれました。給食の話しも毎日してくれます笑。
 子ども園では裸足で走り回ったりしているので、子どもたちの靴下が真っ黒になるのを初めて見ました。

移住の心配はありますか?

 冬は路面が凍結するので車の運転が心配です。朝の通勤時が特に怖いので、出来たら勤務先は近い方がいいな~と思っています。

 T・Sさんが京都へ戻られてからしばらくして「安平町への移住を決めました!」と嬉しいお電話をいただきました。おためし暮らし住宅利用期間中から先輩移住者から話しを聞いたり、住まいを探したり前向きに移住を検討して下さっていました。ネット上の情報だけでなく安平町(と北海道)のいい所、不便な所を実際に見て、体験した上でそれでも安平に決めて下さいました。来年は移住者インタビューに登場してもらいたいと思います。T・Sさんご家族のみなさん、おためし暮らし住宅ご利用いただきありがとうございます。

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