教科室とつながる部屋(ホーム)は、7年生~9年生の生活の拠点となる場所であるため「教室」という名称は相応しくありません。1年生~6年生は従来教室と同じ位置付けになりますが、その場の学びは「個別最適な学び」と「協働的な学び」を目指すことになります。そこで教室という名称をあえて使用しないことで従来の「教える/教わる場所」から「学ぶ場所」へとイメージの転換を図り、1年生~9年生まで共通した名称「ホーム」としました。
※学年数を頭に付けて『○ホーム』と表現します。
例)3年生=3ホーム
安平町立 早来学園学びの環境
どのような“世界”と出会うかを表した室名
どのような“世界”と出会うかを
表した室名
安平町立早来学園では、施設一体型の義務教育学校として、さまざまな教室(部屋)を有しています。
学校のコンセプトである「自分が“世界”と出会う場所」を室名に反映させることで、
各部屋でどのような“世界”と出会うかが明確となり、
生徒・教師・地域の学びの意識を醸成する一助となることに期待を込め名前を付けました。
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児童生徒の拠点(従来の教室)
室名称ホーム教科室とつながる部屋(ホーム)は、7年生~9年生の生活の拠点となる場所であるため「教室」という名称は相応しくありません。1年生~6年生は従来教室と同じ位置付けになりますが、その場の学びは「個別最適な学び」と「協働的な学び」を目指すことになります。そこで教室という名称をあえて使用しないことで従来の「教える/教わる場所」から「学ぶ場所」へとイメージの転換を図り、1年生~9年生まで共通した名称「ホーム」としました。
※学年数を頭に付けて『○ホーム』と表現します。
例)3年生=3ホーム -
早来学園の校舎は、学びの視点では子どもと大人がともに育つという設計思想があります。地域の大人が学校施設を利用できるのはそのためです。そこで職員室も児童生徒と同じ「ホーム」とすることで児童生徒・保護者・支援者等が入りやすく、当事者として教育をともに創る大人たちのホームであるというねらいを込めて名付けました。
職員室
室名称職員ホーム早来学園の校舎は、学びの視点では子どもと大人がともに育つという設計思想があります。地域の大人が学校施設を利用できるのはそのためです。そこで職員室も児童生徒と同じ「ホーム」とすることで児童生徒・保護者・支援者等が入りやすく、当事者として教育をともに創る大人たちのホームであるというねらいを込めて名付けました。
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すべての児童生徒が支援の対象であり、それが特別なものではないインクルーシブな(分けない)ものであってほしいという願いから、「特別」という部分を外しました。また「教室」という名称を使用しないという共通の考え方から「支援ルーム」と名付け、支援を受ける児童生徒が主体的に学びを深める部屋という意味を込めました。
※同名の室が複数あることから『支援ルーム〇』と表現します。
例)支援ルーム2特別支援
室名称支援ルームすべての児童生徒が支援の対象であり、それが特別なものではないインクルーシブな(分けない)ものであってほしいという願いから、「特別」という部分を外しました。また「教室」という名称を使用しないという共通の考え方から「支援ルーム」と名付け、支援を受ける児童生徒が主体的に学びを深める部屋という意味を込めました。
※同名の室が複数あることから『支援ルーム〇』と表現します。
例)支援ルーム2
学問の広さ、知識の深さと出会ってほしいという
願いからつけたサブテーマ
教科教室型運営方式の特色を活かし、教科を通して出会ってほしい“世界”をサブテーマに込めています。
また教科専用教室が教科占有教室とならないようサブテーマの世界を通して教科等横断的な連携を高め、
専用教科の活動以外でも使用の可能性を広げるねらいが含まれています。
なお、学問の広さ、知識の深さと出会ってほしいという願いから、
サブテーマは平易な表現ではなく、あえて端的かつイメージの広がる語句を用いています。
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国語室(国語)
サブテーマ言葉と想像言葉は、自身の思考の道具としてだけでなく、声や文字によって相手に想いや考えを伝えるために生まれていきました。相手に正確に伝えるためには、相手の気持ちを考えることが大切です。国語科を通して、豊かな想像から生まれるたくさんの言葉に出会う。
ここは、言葉とその背後にある想像から生まれる新たな世界と出会う場所。 -
外国語室(英語)
サブテーマ多様性と共生世界中の国や民族が多様な言葉を持っています。一方で国際社会で対話するためには共通言語が必要となります。国際言語となっている英語を通して世界中の国々や地域の人々と語り合い、違いを理解しながら共に生きることを模索することが求められます。英語を通して、多様性を認め共生する社会と出会う。
ここは、多様性と共生から生まれる新たな世界と出会う場所。 -
社会科室(社会)
サブテーマ文化と記憶世界の国々はどうやってできたのか、日本の社会はどのような仕組みなのか。なぜその仕組みなのか。昔はどうだったか。私たちの社会では、歴史や地理の移り変わりがあって現在につながり、文化が形成されていきます。社会科を通して、これまでの記憶として残されてきた文化を知ることで、未来へ続く文化に出会う。
ここは、文化と記憶を通じて新たな世界と出会う場所。 -
理数室(数学)
サブテーマ論理と発見不思議だと思うことも調べていくと法則や規則、つながりなど要因が見えてきます。科学文明は不思議を明らかにすることで発展してきました。なぜを探り、論理的に説明し、なるほどに変えていく。理数科を通して、論理を土台とした新たな発見に出会う。ここは、論理と発見を通して新たな世界と出会う場所。
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実験室(理科)
サブテーマ試行と考察やってみないとわかりません。本当にそうなのか、もしかしたら違うのか。なぜそうなのか、なぜ違うのか。それは、やってみないとわかりません。考えて、やってみて、また考えて。実験を通した試行と新たな考察に出会う。
ここは、試行と考察を通して新たな世界と出会う場所。 -
図書室(図書)
サブテーマ知の扉本の世界から学ぶことは多くあります。知識を得るだけでなく、多様な学びと喜びがそこから生まれます。本は、現実の世界を超え、想像の世界を無限に広げてくれる扉。本を通して知と出会う。
ここは、知の扉を開き新たな世界と出会う場所。 -
工作室(工作)
サブテーマ創作と協同使うものを作る。便利なものを作る。一人で作れないものは一緒に作る。生活を豊かにするため創意工夫して作る。作ることが楽しくなる。一人でもみんなでも、作ることで楽しさと出会う。
ここは、創作と協同を通して新たな世界と出会う場所。 -
キッチン(家庭科)
サブテーマ食と交流一緒に食べるとなんか楽しい。一緒につくると会話もはずむ。もっとおいしくなる。好きな食べものを聞いたら同じだったり違っていたり。食をつくり、食べることは誰かと交流したり、相手を理解することにつながります。食を通して交流が生まれる。
ここは、食と交流を通して新たな世界と出会う場所。 -
アトリエ(美術)
サブテーマ美の追求アートは、正解のある設計図通りにつくるものではなく創造的につくられるものです。その作品は、作者自身が表現された個性であり、作品づくりによって個性が磨かれます。アートを通して個性という美に出会う。
ここは、個性という美を追求して新たな世界と出会う場所。 -
ステージ(音楽)
サブテーマ感動の共有楽器を手にして仲間と共に奏でる。心をあわせて歌に思いをのせる。内面から奏でられる豊かな表現はステージに感動を生み、それを他者とわかちあう。協演する喜びを通じた感動に出会う。
ここは、感動を共有して新たな世界と出会う場所。 -
階段ホール
名称光の庭書写、被服、図工でも使うことを考えるとサブテーマをつけるのではなく、空間の名称のみをつけることで多目的な用途で使えるようにした。「光の庭」は、はやきた子ども園内にもあるため幼小の空間的連携にもなる。
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廊下
名称光のプロムナード教室と教室をつなぐ廊下(ろうか)のような場所ですが、ただの廊下ではありません。
太陽の光がたくさん降り注ぎ、季節や1日の変化を感じられる場所になります。広い場所ですから、本棚を置いたり、壁に映像を映し出したり、展示物を置いたり、発表したり、みなさんと先生の工夫で色々なことができる場所となるでしょう。そこではきっと、友人や先輩・後輩との交流が自然と生まれてくるはずです。 -
玄関
保健室学校の中を通らずに保健室へ直接入ることができます。
保健室の中には個別相談ができるスペースもあります。 -
壁の色
安平町の大地と空壁の色は、1階は大地の色、2階は空の色からつくられたオリジナルカラーです。
牧草、菜の花、朝焼け、夕焼け。学校を回りながら安平町の自然を感じてほしいと思います。 -
体育館
室名称大アリーナ今の学校で言う体育館です。大人が試合できる大きなバスケットコート1面、小さいバスケットコート2面分できます。また、バレーボールなどもできるような高さとします。2階には、雨の日や冬などに走ることができる場所をつくります。
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体育館(小)
室名称中アリーナ350席のイスを置くことができる広さとし、入学式や卒業式、発表会などができる場所とします。ステージの扉を閉めることで、音楽室のように使える場所になります。スポーツは、卓球、体操などで使うことができるでしょう。