北海道胆振東部地震にかかるご支援のお礼
この度の北海道胆振東部地震に際しまして、全国からご厚情あふれるお見舞いのお言葉、お見舞金、支援物資など頂戴しましたこと、誠にありがたく衷心よりお礼申し上げます。
11月30日をもって町内の全ての避難所を閉鎖し、町民生活は平常の落ち着きを取り戻しつつありますが、報道等でご承知のとおり、北海道胆振東部地震は安平町においても甚大な被害をもたらすものでした。
今もなお震災発生直後の混乱と、無我夢中で進んできた日々の緊張が、ふとした瞬間に心によみがえります。
幸いにも町民の皆様は無事でしたが、町全体としては道路、水道、電気といった生活インフラが断ち切られ、約9割の家屋が被害を受けました。
その他にも、一部学校が全壊、高齢者施設が入居困難に陥るなど、3ヶ月という時の経過に伴い徐々に復旧してきたところではありますが、震災の傷跡は被災者である私達の心の中に今もなお深く残っております。
こうした中で、全国から町や町民の皆様にお寄せいただきました思いやりやご支援が、復旧、復興活動を物心共に支えてくださいました。
避難所の運営や復旧に向けた取り組みは、物やお金、人手だけで成り立つものではなく、「被災地、被災者のために何かできないか」と思ってくださる優しいお気持ちや、「被災地には行けないけれど、被災された方を支援したい」というお気持ちがあったからこそ、被災者の方が前を向いて取り組むための環境整備や一人ひとりの心に沿った取り組みにつながっているのだと思っております。
安平町の支援活動に関わってくださいました皆様の暖かいお気持ちに感謝しまして、甚だ簡単ではございますがお礼に代えさせていただきます。
今後とも引き続きお力添えを賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
平成30年12月5日
安平町長 及 川 秀一郎