日本遺産「炭鉄港」の構成文化財として指定されたD51ステーションのシンボル「D51 320」。日本の近代化を石炭輸送で支えた蒸気機関車・旧追分機関区の栄光とその軌跡を振り返る鉄道イベントを開催いたします。
日本遺産「炭鉄港」記念イベント
鉄路の軌跡 〜鉄道と歩んだ街「追分」の栄光
開催日:8月26日(土)・27(日)
会 場:道の駅あびらD51ステーション
-Nゲージ・ジオラマ展示-
〔旧夕張線・室蘭本線・石勝線を駆けぬけた鉄道車両〕
美唄・三笠の石炭を室蘭港へ運ぶ室蘭本線と「黒ダイヤ」と称された良質炭を運ぶ夕張線の接続点である「追分」。産炭地から総重量2,400トン、約50両の石炭貨車を牽引した当時の情景をパネル解説やジオラマで表現します。最新車両と昭和車両のコラボレーションにもご期待ください!
(資料提供:夕張市、工房さちかぜ、札幌急行模型クラブ)
-映像と写真・イラストで振り返る旧追分機関区-
〔栄光の旧追分機関区〕
昭和40年~50年代に旧国鉄マンが撮りためた映像や写真のほか、追分機関区を再現したCGパースなどを展示。特に8mmフィルムで収められた追分機関庫火災の映像やD51ラストランをアニメーションで再現した動画は必見。
(資料提供:安平町教育委員会、ejima 様、CGイラストくまがいくにゆき様)
-特別展示-
〔非公開の鉄道資料特別展示〕
旧鉄道資料館や安平町郷土資料館に保存する旧追分機関区に関する非公開資料を、今回のイベントで特別展示します。
〔吉岡宏高メモリアルコーナー〕
道内の石炭産業遺産を結びつけた日本遺産「炭鉄港」の生みの親で、2022年11月に急逝された故吉岡宏高さんの功績を称え、今回メモリアルコーナーを設置。生前のご活躍の一端をご紹介します。
(資料提供:NPO法人炭鉱の記憶推進事業団)
-お子様対象:読み聞かせ-
〔鉄道紙芝居・絵本読み聞かせ〕
「鉄道のまち」から「教育のまち」へと変化する安平町。教育のまちらしく、鉄道文化を感じる場所でお子様対象の鉄道紙芝居や絵本読み聞かせを行います。
(出演:紙芝居師「緑ぱんだ」、ブックスタート読み聞かせボランティア「赤ずきん」、読み聞かせ「ありんこ会」)
-特別販売-
〔鉄道お宝市〕
昭和時代のお宝多数。おなじみ鉄道雑貨の店「ぽっぽや」のほか、鉄道古書・古本「游書館」や岩見沢赤電保存会によるイベントにぴったりな鉄道グッズを販売。
-その他-
館内は追分機関区などで収録された蒸気機関車走行音を放送。鉄道愛好家が追分機関区などで収録した迫力の蒸気機関車サウンド。昭和の情景が甦ります。
仮想列車「特急おおぞらの旅」(8/27(日)のみ)
石炭産業の衰退が進み鉄道の役割が薄れる中、昭和56年に開通した石勝線。国内で唯一保存される当時の新型特急「キハ183系」に乗り、昭和の旅情を再現する仮想列車「特急おおぞらの旅」を運行。
(運営:あびら鉄道交流推進協会(おおぞら会))
【事前予約に関するお問合せはメールのみ】
おおぞら会メールアドレス:183ozora@gmail.com