安平町水道ビジョンは、水道事業の将来像を「効率的で安全安心な水道供給」として、それを実現するための目標設定や目標を達成する各種施策を示すもので、国が地方公共団体に策定を要請している「水道事業ビジョン」と地方公営企業の「経営戦略」の要素を併せ持つ水道事業のマスタープランになります。
安平町水道ビジョンは、本編と付属資料となる「安平町水道事業財政計画」で構成されていますが、その概要は、平成38年度までを計画期間とし、水道施設の統廃合を進めることで減価償却費と施設運転経費を削減し、上水道で新たに一般会計からの繰出しが認められる前述の繰出金などを財源の一部として活用します。さらに、人口減少による給水収益の減少は、水道料金の改正と職員人件費の削減で解決することなどを盛り込み、平成27年度決算で76,554,662円の純損失を出している会計を、平成33年度以降は黒字会計とする財政計画を策定しています。