子どもへの虐待

 近年、地域の人々とのつながりが薄い、核家族化が進むなどして、子育てへの協力や心のよりどころが得られないお父さん、お母さんが増えています。さまざまな要因が重なり、精神的につらい思いを抱えているお父さん、お母さんの不安を取り除き、子どもの健やかな成長の為の養育環境を一緒に考えていきます。

子どもへの虐待って何?

 親などの養育者が、子どもに身体的な危害を加える、きちんとした養育を行わないなどして、子どもの心と身体に傷をつけ、健やかな成長をそこなうことです。

虐待はなぜ起きるの?

 しつけのために体罰は必要との考えちがいもあります。でも、だれしもかわいいわが子を傷つけたいとは思いません。子どもの虐待はどの家庭でも起こりうる問題なのです。多くの親は虐待している自分自身に悩み、やめたいと苦しんでいますが、だれにも打ち明けられずにいるのです。

子どもの虐待は、社会全体の問題です。

 子どもがSOSの声をあげるのは、一定の年齢以上でなければできません。周囲の大人が通告しなければ、そのままの状態です。
 そのため、児童福祉法において「発見した者は通告しなければならない」とされています。通告を受けた機関は、通告者の秘密を守り、子どもに何が起きているのか調査し、対応します。
 児童福祉法が改正され、児童虐待の未然防止や早期発見のため市町村にも相談窓口を設置することになりました。ひとりで不安を抱え込まずに、お電話ください。

虐待の種類

身体的虐待

 身体に傷を負わせたり、生命に危険を及ぼすような行為をいいます。

性的虐待

 子どもにわいせつな行為をすること、させる行為をいいます。

ネグレクト (養育の怠慢・拒否)

 適切な食事を与えない・汚れた衣服を着続けさせる・家に閉じこめる・病気になっても医者に診せないなど、養育に不適切な関わりや怠慢、無関心をいいます。

心理的虐待

 言葉による“おどし”・無視・拒否的な態度のほか、家庭内での配偶者に対する暴力など、子どもの心を著しく傷つける行為をいいます。

通報・連絡および相談

 室蘭児童相談所 0143-44-4152
 安平町子ども家庭総合支援拠点(安平町健康福祉課福祉グループ) 0145-29-7071
※生命に危険がある場合は110番通報してください。

この情報に関するお問合せ先

安平町子ども家庭総合支援拠点(健康福祉課 福祉グループ)
電話番号 0145-29-7071
メールアドレス shougai-tantou@town.abira.lg.jp

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