(文・山口保健師)
今月は認知症の方への対応についてお話したいと思います。
先月号でもお伝えしましたが、認知症は平成37年には65歳以上の5人に1人がなると言われており、誰しもがなる可能性があります。
ご自分やご家族、お友達がもし認知症になってしまった場合どうしたらよいか、考えてみましょう。
認知症の症状とは
認知症の症状は、大きく中核症状と周辺症状に分けられます。(図1参照)
物忘れなどの中核症状によって、不安感やイライラ、暴言などの周辺症状が起こってきます。
周りが適切な対応をすること忙‘碇猷を暖廿さることができると言われています。
早めに受診しましょう
物忘れが増えてきたと思ったら、かかりつけ医や認知症専門医に相談しましょう。早期に適切な対応がとれることで、悪化を予防できる可能性があります。
自宅に閉じこもりがちになっていませんか?
他の人との交流が少ない場合、認知機能の低下につながると言われています。
ひとり暮らしや、閉じこもりがちでいると、認知症の症状が出ていても誰にも気付かれないまま症状が進行している場合があります。 趣味活動や地域のサロンに参加するなど、外出する場を探してみましょう。
もし、ご家族やお友達が閉じこもりがちな場合は声をかけてみてはいかがでしょうか。
認知症サポーターになってみませんか?
認知症の方や家族の理解を深めるために、町では認知症サポーター養成講座を実施しています。講座では、講師の方をお招きし、認知症とは何かという基礎をはじめ、認知症の方との接し方などを学ぶことができます。
これまで、270名の方に参加していただいており、これからも多くの町民方々の参加をお待ちしております。
また、認知症サポーター養成講座を受けられた方を対象に、年1回認知症サポーターフォローアップ研修を実施しており、講座を受けた後の学習の場も設けております。
また、認知症の方が参加できるカフェづくりなどといった認知症サポーターとしての様々な活動も考えています。
参加いただける方、活動に関心のお持ちの方は、ぜひお声をかけてください。
介護や健康などについて、疑問や相談がありましたら、些細なことでも構いません。お気軽にご相談ください。