(文・山口保健師)
寒い日が続いていますが、皆さんご自宅に閉じこもりがちになっていませんか。
災害から約5か月が過ぎました。年末年始の慌ただしさやご自宅の片付け等で疲労が蓄積し、しばらく時間が経ってから体調を崩すということも多いようです。
今回は冬期間こそ気を付けていただきたい内容について説明いたします。
こまめに健康状態の確認を
保健師が訪問する中でも震災後から「眠れない」「血圧が高い」という方が多く、冬期間になってからはより体調が悪いという声も多く聞かれています。
大きな災害や衝撃的な出来事が発生すると、塩分の影響を受けやすく、血圧が変動しやすくなります。これは自然な反応といえますが、このような状態が続くことで、循環器疾患や脳血管疾患が起こる可能性が高まります。普段と違うと思った時や自覚症状はなくても血圧が高い場合には早めに病院を受診しましょう。
「今日できたことを明日も、1年後も」普段から無理のない運動を行うことで体力づくりを
冬という季節柄のために外に出ることが少なく身体を動かす機会が減ると、身体機能が低下する危険性があります。
昨年の震災で実感した方も多いと思いますが、何かあった場合には相当な体力と気力を使います。日頃から元気でいられる体力づくりが必要です。
皆んなで行う運動 ~地域サロンなど~
下記のチェックをご家族皆さんでやってみましょう。自分では気づけないことも多いですし、ご家族やご友人の立場から本人に伝えるのは難しい場合が多いです。お一人で考えこまず、ぜひご相談ください。
1人でもできる運動 「ドーミン・リハ体操」
皆さんは「ドーミン・リハ体操」という運動をご存知ですか?
この体操は、一般社団法人北海道リハビリテーション専門職協会が作成したものです。町民の皆さんに行って貰えればと思い、現在あびらチャンネルにおいて、3月31日までの放送予定で放送しています(番組編成上変更の可能性あり)。
この運動の特徴は、普段行っている動作をもとにしています。ゆっくりとした音楽に合わせ、座ったままでもできる運動ですので、ぜひ行ってみてください。体操の一部を下記でご紹介します。
ココでは2つの運動をご紹介します。
両足(特に股関節周囲)の筋力トレーニング
関係のある日常動作
階段の上り動作・歩行・つまずきの防止
脇腹の筋肉のストレッチ
関係のある日常動作
歩行・起き上がり・車の乗り降り
この記事に関するお問い合わせ
安平町地域包括支援センター TEL 25-4555
地域包括早来相談センター TEL 29-7072